いったいパソコンってどーなってんのよ!!
(徳島県/1児の母)
ものすごーっく根本的で、大切で、でも答えるのには難しいような、お問い合わせです。
どうもメールによると、パソコンを買ったはいいけど、いまひとつパソコンの正体がわからないといったご様子です。
説明書もいちおう読んでいらっしゃるとのこと。こんなに努力しているのに、ちっともパソコンが便利だなんて思えない、ということのようです。
●人によって差が出る情報化機器
ある製品をうまく使いこなす人と、使うのに苦労する人がハッキリ分かれるものがこの世にはいろいろあります。
- パソコン
- ワープロ専用機
- 電子手帳
- ビデオデッキ(特に予約録画)
- 多機能電話
- 携帯電話(の便利機能)
- コピーやFAX
なにかひとつの機器を使える人は、それほどストレスなく新しい情報化製品を使えることが多く、苦手な人はたいてい、すべての情報化機器の扱いがチンプンカンプンです。
実はこれらの情報化機器には、「暗黙の了解」というものがあり、その暗黙の了解とは、
「使う人が、使うためのリクツを知る」
ということなのです。
逆の言い方をすれば、便利さを得るには、少しの努力が必要なわけで、人間がまったく何もせずに、何も考えずにいてよい情報機器はこの世にありません。
●情報化機器のカギは使い方のしくみ
あるいい方をするならば、情報化機器には
「使用方法に一貫した論理的手法がある」
ということになります。
どういうことかといいますと、
「こうすれば、こう動く」
という、漠然とした操作手順だけを覚えるのではなく、
「この機器は、こういうしくみなのだから、ココをこうすればこうなるし、こんなふうにやっても同じことができる。
だけど、ココがこうなってると、意味が違ってくるからこんなふうになっちゃう」
というように、使用時に論理的な考え方をしていなければならないのです。
カンタンに情報化機器を使いこなしてる人は、実はこの脳内作業(?)を、無意識のうちに行っています。
「よーするに、コイツぁこんなふうに使えってことなんだナ」
と、気づいているわけです。
だから違うメーカの新しい機器に出会ってもスグに、その機器の「使い方のリクツ」を意識して、説明書を読み、実際にいじってみる、というステップを実行しているのです。
それでは実際に、パソコンの場合はどうでしょうか
●家電製品とのちがい
炊飯器や洗濯機など、家電製品はあらかじめどんな仕事をするのか役目が決まっています。しかしパソコンは使う人によってとてもいろんな使い方ができる道具です。つまり用途にとても大きな柔軟性があるわけです。
したがって、どんな仕事にも対応できるよう、一般の家電製品にはみられない「未完成さ」を残してあります。
これがパソコンのパソコンたる所以(ゆえん)です。
また、パソコンは「あなた色」に染まっていく道具ともいえます。あなた自身で面倒を見てあげなければならないものです。パソコンは自分に使いやすいように「育て」てあげる気持ちが必要です。
●説明書だけではわからない
家電製品と同じようなものとイメージしている人にとって、いちばんショッキングなのは
「買ったときの説明書だけでは使いこなせない」
ということではないでしょうか?
パソコンを使う人がどんな使い方をするのか、また初心者なのか上級者なのかを想定して説明書を作っていては、説明書が膨大なものになってしまい、現実的には不可能です。
そこでメーカーとしてはどうしても、一般的なマニュアルしか付属させることができないのです。
パソコンとは、使う人が自分自身の使い方について勉強する姿勢が必要なものなのです。
だからこそパソコンであるわけで、メーカーに文句をいっても仕方がない特殊な製品なのです。
しかし、実際のところパソコンメーカーも売上向上に必死ですから、「ウチのパソコンは使いやすい」と宣伝することになり、パソコンという製品が何たるものかも良く知らない初級ユーザーを、勘違いさせてしまう部分があります。
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