このところ、インターネットに関係したいろんな事件が目立ってきています。そして犯罪などによって悲しい結末となる被害者は、私たち女性である場合が多いようです。 今回は、急激にリクエストが集まった、インターネットの危険な面についてのお話です。決して悲観的になる必要はありませんが、注意すべきところはキチンと注意しましょう。
ちょっとシリアスですヨ。
●はじめにはっきりさせておきたいこと
インターネットは、電話やファックス、テレビや新聞・雑誌、ウワサや口コミなどとおなじ、「情報」を橋渡しするモノです。「情報メディア」とか「情報インフラ」なんて呼ばれたりします。
ココを流れる情報は、まったくいろいろで、あなたにとってすばらしい情報もあれば、悪い情報もあるでしょう。
しかし、だからといって新聞や電話を廃止しようとか、警察が電話をチェックして安全にしようなどというふうに考えてしまっては、おかしなことになってしまいますネ。
忘れてならないのは、インターネットが悪いのではなくて、これを利用する人間のモノの考え方や、行動のしかたを考えなければならない、ということです。
つまり、インターネットだから危険なのではありません。インターネットが普及してきたから、いままでほかの方法で行われてきた犯罪が、インターネットという手段で行われるようになってきたということなのです。
●誤解を呼んでいるキーワード「匿名性」
あるリポートによると、匿名でネットに参加している人は実はそれほど多くありません。
日本が特に匿名でネットに参加する人が多いだけなのだそうです。
よくTVや新聞で「インターネットは匿名で何でもできるから危険なのだ」という論調の報道があります。
これはチョット短絡的な考え方です。
匿名だからこそ心の悩みを知らない他人に打ち明けたりして、前向きに生きて行けたりする人がいることも事実なのです。
いま、私たちが気づかねばならないのは、
匿名性が悪いのではなくて、匿名性を利用して悪事をはたらこうとする「人間性」が悪い
ということなのです。
●パソコンに関係なくても被害者になってしまう女性
パソコンやインターネットに縁の無い生活をしていても、ネット犯罪の被害者になってしまうケースはあります。
実際に起こった事件として、
- 女性の実名、自宅住所、電話番号が、いかにも男性を募集しているかのようなメッセージを付けられ、本人の知らないところでネット上に公表されてしまい、不本意な手紙や電話、ストーキングに悩まされた。
- おなじく女性の実名、自宅住所、電話番号が、この女性を乱暴しようと呼びかけるメッセージとともに流され、実際に被害があった。
などがあります。
これらは、ついついインターネット「そのもの」が悪いという考え方の引き合いにされがちなのですが、よく考えればインターネットが存在していなかったとしても起こりうる出来事です。
ただインターネットが急激に普及してきたために、過渡的にこれを利用した犯罪被害が増えていると見るべきでしょう。
それよりも、もっともっと大切なことは、わたしたち女性ひとり一人が、なおいっそう自分のプライバシーに気を配らなければならないということなのです。
●「出会い系」と呼ばれるもの
インターネットといえば、ホームページと電子メールと言ってもいいでしょう。これらの仕組みを利用して、同じ目的や考え方を持った他人同士が、知り合うきっかけとなるしくみができます。
もちろんボランティア活動している人や、バンドのメンバー募集など、マジメなものもいっぱいあります。
気をつけたほうがよいのは、男女の出会いの場を提供するようなサイトです。マジメなところや、結婚情報サービスの会社が関係しているものもありますが、そうでないところもあるようです。
しかしそれよりもコワイことは、その出会いの場を提供しているところが確かなところであったとしても、姿の見えない誰かに対して、あなた自身が必要以上にステキなイメージを膨らませて、相手を信頼しすぎてしまうことです。
以前、女性のフリをする男性、「ネットオカマ」には、化粧品や女性下着の話題をふってみよう、という手段がありましたけども、これも身分をどうにでも変えられるインターネットの特徴を表す面白いお話です。
それにチョットした文才さえあれば、巧みに他人を演じることもたやすいのです。
テレクラ、ツーショット、というコトバに抵抗がある人でも、パソコンやインターネットなどのハイテクがからんだだけで、なぜか安心してしまう女性もいますが、大きなマチガイです。
「出会い系」といおうが、オシャレなホームページであろうが、実態はテレクラとあまり変わりはありません。
●「裏情報」と呼ばれるもの
ピンとくるのが、薬物売買などです。
いかがわしいホームページをチョイとクリックすれば、あなたもスグに、麻薬不法所持者、薬物常習者の仲間入りが可能です。チョッとコワイ気もしますが、これは事実なのです。これがバレれば(欄外参照)、アナタのおうちに警察官がやってきて、その場でアナタに手錠がかけられることでしょう。
クリックひとつで、人生転落もじゅうぶんありえます。
また、会費だけがドンドン銀行引き落としされて、解約に応じてくれなかったり、そもそもホームページを出しているところが実際にない、架空の会社だったりする例もあります。
エッチ系ともいわれるポルノ情報については、世界中で議論が沸騰していますが、基本的に世界中のポルノサイトから画像をダウンロードしただけでは、犯罪とは言えないという意見が主流です。もちろんこれをみんなに見せて回ったり、お金儲けにしてしまうと犯罪になります。
ちなみに1999年4月から日本では、ホームページの画像の2割以上がエッチっぽい写真であれば、風俗営業として扱われることになります。
●チェックポイント!
ホームページや電子メールを利用していて、気をつけなければいけないポイントを並べてみます。
- 商品購入や入会しようとしている会社やグループが、実在しているものかどうかチェックしましたか?
- そのグループは、正しい目的でそのようなページを公開していると考えられますか?
- クレジットカード番号を送信するようなページでは、URLが「http:」ではなく「https:」になっていますか?
- その有名な会社のホームページは、誰かが勝手に作った、「なりすましサイト」ではありませんか?
- 送られてきた電子メールは、本当にその人本人からのものですか。「なりすまし」ではありませんか?
- 知らない人や会社からの電子メールを、信用していませんか?
- 新しくメールフレンドになった「カレ」は、本当に実在する「男性」でしょうか?
- あまり気軽にあなたの顔写真や実名を、ホームページに載せることは控えたほうがよいです。
まさか住所なんか載せてないですよね。顔写真と通勤経路の割り出しなどで、つきまとい行為は始まりますし、顔写真とヌード写真を合成され、公開されることもあります。
その他、本題から外れますが、一般生活において注意しなければならないことも並べておきます。
- パソコンや机などにパスワードを書いて貼っておかない。
- 電話番号や住所をやたらと教えない。
- 電話は「回線ごと非通知」、もしくは「184」を最初にダイヤルしてから、電話番号をダイヤルする。
- 個人情報が書かれた書類、とくにダイレクトメールの封筒などをそのまま捨てない。
2千円程度で、手回し式のかわいいシュレッダーが売られています。
- ゴミは、前の晩から出さない。
●私たちが本当に気をつけなければならないこと
犯罪に縁のなさそうな人でも、犯罪に関係してしまう。いまパソコンの前に座っているあなたも無関係ではありません。
パソコンをいじっているからといって、すべてバーチャル(仮想)なコトだと感じてしまってはいけません。
買い物ページでクリックすれば、お金を払う法的義務が発生しますし、不法な薬品を手に入れれば、即逮捕されます。この辺の区別を忘れない女性でいましょう。
よく話題に出てくるSPAMメールも、自分のメールアドレスが漏れてしまっているところに、そもそもの原因があります。メールアドレスがわからなければ、嫌がらせメールを送ることはできません。
「目の前の情報をどう判断するのかは自分自身、その結果の責任は、すべて自分自身が負うことになる」
ということを忘れてはいけません。
あなたの不注意のために、場合によってはあなたの家族や同僚、会社にまで被害が及ぶこともありえます。
インターネット、パソコン通信の向こう側には、必ず人間がいます。しかしどんな人間なのかはまったくわかりません。
インターネットでは、あなたの人生をすばらしいものにしてくれる情報と、家族をも巻き込んで不幸にしてしまう情報が流れていると認識しておきましょう。
そして、自分にとって本当にプラスになることなのか、良く考えましょう。自分でわからなかったら、信頼できる人に相談しましょう。
そして、身に迫った危険を感じたら、迷わず警察へ。
女性警察官を指定できるはずです。
参考:
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通信傍受法
なんと、個人の通信のプライバシーを、正々堂々と覗いてよい、という法律ができてしまいました。
いまだに、この法律は悪法として、コンピュータ技術者の団体、コンピュータ業界、弁護士会、意識の高い国会議員、一般ユーザなどから猛反発を食らっています。
個人を特定する
あるホームページを、どこの誰が、いつからいつまで、どのように見たのか、それに対してどんな情報を送信したか(申し込んだか)などを、調べる手段は...あります。
手回し式シュレッダー
都内なら、東急ハンズや伊東屋などで売っています。
SPAM(すぱむ)メール
嫌がらせのメールでは最も原始的なもので、大量のメールを送りつけるタイプ。
メールボックスがいっぱいになってしまい、本当に必要なメールが受けられなかったり、メールチェックの時に、嫌がらせメールを長時間の電話代を使ってダウンロードすることになります。 |