2002年4月5日、1日目。
日暮里(にっぽり)駅から京成電車で成田空港へ向かう。恒例のコースだ。
しかし窓口で切符を買おうとしたら、便利なスカイライナーは出発したばかりで、次のスカイライナーまでだいぶ時間が空いてしまう。一番早く空港に着けるのは特急ということだ。

仕方がないのでそれにする。特急といっても運賃の千円だけで乗れる電車で、スカイライナーよりはたくさんの駅に停車する。電車そのものは通勤型で、もちろん指定席ではない。

ふとみると待合室には外貨両替機がある。
成田空港へ向かう乗客が多いこの駅らしい。


上野始発の特急は、すでに座席は埋まっており、キャリィカートをひいて立つしかない。スカイライナーに乗り遅れた、空港へ行くのであろう他の乗客も、大きなスーツケースをそばに置いて立っている。
何駅か停車していくうちに、なんだか大きい荷物が顰蹙(ひんしゅく)を買っているようなくらい混んできた。京成電車で行くなら余裕を持って駅へ行き、スカイライナーで行くべし、だ。


終点の成田空港駅で降りる。改札を抜け、すぐに荷物チェックだ。といってもここではほとんどの人はパスポート提示だけで通過できる。

ユナイテッドのカウンターで、とにかくチェックインを済ませる。以前体験した、ビジネスクラスへの無料アップグレードが頭をよぎったが、今回はそんなこともなく、淡々とチェックインは終わった。
そういえば空港預けの荷物は、今回は開被検査はなかった。開被検査をするかどうかは、そのときの状況によるのだそうだ。

「壊れ物は入っていませんね」
「ええ、シャツとパンツぐらいですから...」
カウンターの女性職員は笑いをこらえていた。


LION というビアレストランで、空腹を満たす。これも恒例になってしまった。
エビスの大生ジョッキが980円、ガーリックピラフ750円。
店員の若い女性が、H2O の「想い出がいっぱい」を口ずさんでいる。
これから何かが始まる直前のような、のんびりした平和な時間が流れている。


出国審査を抜けたところで、旅行傷害保険に加入しておく。自動販売機で、セットものの一番安い4千円コースを選ぶ。保険証券が印字されて出てきたころには、UA 便のファイナルコールが放送され始めた。

早足で24番ゲートへ急ぐ。ゲートが見えたところで、私の名前が放送で呼び出されてしまった。どうも、あいすみません。
でも便出発の15分以上前ですから、遅刻ではないのでご勘弁くださいまし。