アメリカの貿易センタービルをはじめとした同時多発テロの影響は、旅行業界や観光地だけでなく、世界中の政治経済に大きな影響を与えた。
ハワイではたくさんの人々が失業するという事態になり、急遽、ハワイ州知事が日本へやって来て必死に
PR をするということまであった。
2001年10月27日、土曜日。銀座にある
H.I.S. で、いわゆる格安航空券を買った。「花馬
米のハワイぶらり一人旅」第2回目のはじまりだ。
11月2日(金)、前回と同じく、日暮里駅から京成スカイライナーに乗る。行き当たりばったりで行くと、まもなく電車が入ってくるところだった。とりあえず1,000円の乗車券を買って飛び乗る。特急券は車内の気さくな車掌さんから買った。合計1,920円だ。
成田までの通過駅には、会社や学校を終えて家路につく人が大勢電車を待っている。
成田空港駅で電車を降りて改札を抜けると、すぐに検問がある。
テロ後の影響で厳しくチェックされるかと思いきや、ここではパスポート提示だけであった。わざわざ荷物を開けて見せたのに、目もくれなかった。
今回もノースウェスト航空なので、成田の古いほうのターミナルビルから出発だ。今日は少し風が寒かったので薄手のウィンドブレーカを着てきた。どうせハワイでは邪魔だろうと思い、手荷物一時預かりへ持っていく。
出発階で預けておいて、帰国時に到着階で受け取れるかと聞いたが、そんなことはやっていない、とのことだった。しかたなく到着階へ移動して預ける。しかし、コートという扱いになって6日間預かりで1,650円もした(帰国時の後払い制)。
団体用Gカウンタでチェックインする。出発時刻の2時間15分前だ。
チェックイン・カウンタといっても、このGカウンタは、建物の柱の周りに立ちカウンタを作ってあるだけの簡素なものだ。
すぐそばにあるサッポロビール系のビアレストラン「LION」で、少し飲(や)る。エビスの小生2杯、枝豆、ポテトフライ。しめて2,180円なり。
世界一物価の高い空港といわれる成田にとっては、価格破壊などどこ吹く風なのかもしれない。
それにしてもロビーには人が少ない。もうこのターミナルから出る便は少ないということもあるが、ショップの店員や防弾チョッキの警官もヒマそうだ。
いよいよ出国前のセキュリティ・チェックだ。
ポケットの中身をトレーに入れ、ベルトコンベアに流す。そして唯一の荷物のバッグ。機内持込み可能サイズだ。
体のほうは例のゲートをくぐっても「ピンポン」は鳴らなかったが、手持ち式の金属探知機で股の間まで入念にチェックされた。さらに手で直接体に触れるチェックだ。とくに足首の周辺はキッチリと行われた。
出国審査場へ降りていくと、ずらりと並んだゲートのうち、わずか1ヶ所だけが開いていた。
そういえば日本人用 ED
カード、つまり出入国記録カードは今年7月から廃止された。ゲート頭上の看板には準備しておく書類が表示されているが、出入国記録カードの部分は、テープを張って応急的に隠してある。
出国後にも喫茶軽食、免税店やお土産店があるが、意外と品揃えはいい。SONY
のメモリースティック、デジカメによく使われるスマートメディアやコンパクトフラッシュ、デジカメ本体など、一通りそろえている。ただし、せっかく大容量のメディアを購入しても、自分の持っているデジカメなどが大容量に対応していないと使えない。旅行前に説明書の再確認は大切だ。
44番ゲートへ進む。わずかに石油ストーブの匂いがする。ジェットエンジンの燃料は実は灯油だ(もちろん家庭用のものより品質は高い)。
ゲート前には家族連れ、カップル、新調したのか純白のウェディングドレスを抱えた女性、年配のご夫婦。搭乗直前の、ちょっとリラックスした時間。
おっと、この状況でサンダル履きは私だけだ。