ところが、ハワイから帰ってこられた方の中で、
「感光してしまっていた!」という方もおられるようです。
これはなぜか。
現実問題として、ホノルル空港のチェックポイントは大変混雑しており、フィルムであろうとなかろうと、どんどん X
線検査装置に通されてしまう、ということがあるからです。
さらに、通常のフィルムなら感光しない検査機であったとしても、照射される X 線量がふだんより強く設定される場合もあります。
フィルムが感光するかどうかは、ひとえにこの X 線の線量(パワー)によります。
自分の手荷物に問題がなくても、先行して流れている他人の手荷物がきっかけで線量アップが行われた場合、感光してしまうことは十分考えられますし、遮光性フィルムバッグにフィルムを入れていた場合、見えない中身を見るために、線量
をアップされることがあります。
つまり、「通常の写真フィルムは感光しない」という話を、100%鵜呑みにはできないわけです。
それではどうすればいいのか。筆者の考えでは、
- とりあえず、やはり「写真フィルムについての原則的な注意点」に沿って準備・対処する
- 線量パワーアップを誘発するような荷物、荷造りに注意する。金属性の箱・板状のものや、分厚い書籍などに注意する。
- X 線の影響を受けないデジタルカメラを併用する
- ハワイで現像をしてしまう
ではないかと思います。
上記1.の対処で「たいていの場合」は大丈夫と思われますが、結婚式などの写真となると、やはり筆者ならデジカメを併用して「保険」をかけておきます。
現像済みなら感光の心配はありませんから、ハワイで現像してしまうというテも考えられます(その現像所が信頼できるという前提ですが)。
厳密には、銀塩フィルムカメラとデジタルカメラでは写りかたが違いますが、写真がダメになるよりはよっぽどマシです。
もちろんデジタルカメラについてはよく勉強しておくこと。なおデジタルカメラにおいて厳密な画質・発色を求めるなら、RAW
データが扱える機種をおすすめします。