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 2008/5/4
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 ここでスッキリ、チップの知識

チップのような習慣は、日本でも「心づけ」などの形で存在していますから、まったく理解不可能なものでもないと思います。

とはいえ、どんなシーンで、どのタイミングに、いくらぐらいを払うのかは、日本人にとってなかなか難しいところ。
チップの実践的知識を整理してみました。

サービス業で働いている人々の給料は、お客様からのチップ収入があるものと見越して決められているという事情は知っておいたほうがよいでしょう。

 

 チップの考え方

チップはあくまでも、サービス業の人々がするサービスに対しての心づけです。レストランなどで、自分たちのテーブルまで料理やドリンクを運んできてくれたり、コーヒーをすぐ注ぎ足してくれたりするウェイターに対して、また、タクシードライバーなどに対して支払うものです。

あまりにもいい加減だったり、ぞんざいな扱いをされた場合は、規定の金額以外、ビタ1セント支払う必要はないのでしょうが、
特に不愉快な扱いをされていない限りチップを置くのが普通
です。もちろん、気分よくサービスしてくれて、ウレシイ!タノシイ!と思ったら、はずんでもかまいません。逆にどうしようもなく不愉快な場合は、1セント硬貨を1枚置いていくという場合もあるようです。

悪質な飲食店では、ほとんどセルフサービス状態なのに、
「チップはハワイの習慣なのですよ!」
などとふざけたことをぬかしたり、表示したりしています。
料理を運んできたり、コーヒのおかわりに気を配ってくれたりしたならともかく、こういう店は街角にいる詐欺師となんら変わりありません。

ただ、こういう店がはびこる原因の一つに、チップのマナーをよく知らないニッポン人に対する、店側の(過度の)防衛策という事情があるのも事実です。
たかが小額のチップかもしれませんが、このような対応は、アナタをマヌケ・ジャパニーズとしてナメているか、チップを取りはぐれた他の日本人の分を、次に来たアナタから取り返そうとしている場合もあるようです。

 

 ラーメン店に多いチップ詐欺?

ホノルル界隈で、いちばんチップのトラブルが多く報告されるのはラーメン店です。それも、比較的名の知れたお店です。ラーメンは筆者も大好物なので、こんなトラブルは悲しく思います (最近、高脂血症で控えています)。

日本人や有名人の経営するお店、また有名チェーン店でトラブルを多く聞く理由は、他の店に比べて日本人が多く利用するため、相対的に苦情件数も増えるからでしょう。

加えて、このようなお店を利用するのはたいてい、海外旅行が初めて、または不慣れな方が多く、チップに関してよくご存じなかったり、お店の雰囲気から、すっかり日本にいるようにリラックスされるためでもあるかも知れません。

原則として、「キッチンが目の前」にあるカウンター席で、ラーメン一杯にチップは不要と覚えておきましょう。
報告されている悪質パターンは、以下の通りです。

  • レジで、「チップはハワイの習慣なのですよ!」とチップの支払いを強要する。または席でチップを置くようになっているのに、出口のレジでチップを加算しようとする。

  • チップ込みで計算された伝票にくわえて、さらにチップの伝票をくっつけるパターン。お客の誤解を招くようにした、巧妙かつ悪質なパターン。もちろん2倍のチップを支払う客がいても、黙って受け取る。

ただし、カウンタ席であってもキッチンから運んでくる場合や、テーブル席に座った場合はチップを渡すほうが一般的といわれています。チップをカウンタやテーブルに置き、正規の料金はレジで払うというパターンのお店もあります。


チップに関して、「ナメられた」的な苦情をよく耳にします。 しかしどうやら、そうではない場合が少なくありません。店員が計算下手であったり、そもそも何も考えずに仕事している場合です。
店員の側に、日本人観光客をバカにするような特別な悪意はないのだけど、かといって熱心に仕事する気もない、というパターンです。計算間違いも時々あります。そしてこういう就労意識はアメリカではめずらしくありません。
アメリカでコンピュータが急速に普及した理由の一つに、売上を「チョロまかす」従業員対策というのがあるほどです。本気で怒り出す前に、文化の違いも考えておくと良いのかもしれません。

 

 チップが不要な場所、場合

最初に、チップを気にしなくてよい場合を整理しておきましょう。

  • ファーストフード店など
    マクドナルドのようなファーストフード店では、チップの必要はありません。ショッピングセンターによくある、フードコートも同様です。判断のポイントは、セルフサービスかどうか。

  • 屋台などの出店、露店
    ちょっとしたアクセサリーや置物などを売る露店はよく見かけます。こんなところもチップ不要。

  • カウンター席
    キッチン前のカウンター席は原則としてチップは不要です。
    バーのカウンターでちょっと飲(や)る場合、チップを渡したければ、キャッシュオンデリバリー(飲み物が運ばれてくる毎にお金を払う)のときにお釣りをためておいて、帰りに渡せばOK。また、カウンター端などにチップ用ボトルがあれば、帰りにポケットの小額を投げ込むのもよし。

  • あらかじめチップが算入されている場合
    レストランなどでは、チップの「取りっぱぐれ」?を避けるため、あらかじめ10〜15%のチップが算入されている場合もあります。“TIP”や“Service”、“Gratuity”というのがそうです。よく伝票を見ましょう。

    日本では伝票をマジマジとチェックするのを嫌う風潮がありますが、現地では計算間違いが多いのでチェックは必要です。
    チェックして、間違いがあったら指摘するのは消費者側の「義務」というくらいに考えておいた方がいいでしょう。
    伝票をほとんど見ないニッポン人は「マヌケなカモ」扱いされていますヨ。

 

 チップの目安一覧表
   

あくまでも「めやす」です。
要は、そのときの状況とお互いの気持ちです。

シーン 渡すタイミングなど
タクシー メータの10〜15%
支払うタイミングはクルマを降りて、荷物を降ろしてもらったとき。トランクに出し入れしてもらった荷物1個あたり1ドル程度を追加しましょう。自分で荷物をトランクに入れようとすると「コイツ、チップをケチッてやがる」と受け取られます。 チップ込みの大体の額を紙幣だけで渡し、「Keep it all, Thank you」と言うとスマート。
なお、パックツアーの行程内では、旅行代金に含まれていることがほとんど。
ホテル
チェックイン
荷物1個あたり1ドル
部屋まで荷物を運んでもらった時点で、ベルボーイに。
安ホテルやコンドミニアムでない限り、玄関と部屋の間を自分で荷物を運ぶのはマヌケ。ベルのチップすらケチるヘンな客と思われます。
レストラン 合計額の10〜15%
精算時、そのテーブル担当のウェイターに対して。現金をテーブルに置くか、クレジット明細に書き加える。あらかじめ記入されていることもあるが、増減しても OK。
バー グラスあたり50セント?

●酒がメインの店では、人によって、状況によって、また店の雰囲気によって渡し方はさまざまです。テーブル席の場合、飲み物を持ってきてもらう毎に50セント程度を渡すスタイルがあります。また、「That's all(注文は以上です)」というと、チップ込みの伝票を持ってきたり、「チップを加えてください」と書かれた伝票を持ってくる店もあります。
●カウンターでは原則不要ですが、場合によってはおつりを渡したり、帰りにチップ用ボトルに投げ込みます。
●2、30ドルの現金を目の前に置いておきながら飲むスタイルもあります(筆者おすすめ)。この場合、注文の品を出してくれるごとに、勝手にその中から代金を持っていってくれます。最後に残ったお金の中からチップ分をサンキュ!といって置いて行くわけです。
●日本人観光客が複数でカウンタに座った場合、最初のオーダーの品を持ってくるときに、チップを入れたトータル金額の伝票も持ってくる店もあります。

ま、とにかくオシャレにカッコよく飲るってことですな。
バレー
パーキング
1〜3ドル
帰りに玄関へまわしてもらったタイミングで。
バレットパーキングについてはここをクリック
タクシーを
呼んでもらう
1〜2ドル
レストランやホテルでタクシーを呼んでもらったときは、呼んでくれた人に。
理美容師 料金の15〜20%
ベッドメイク 使用したベッド1台あたり2ドル以上
ハウスキーパー(部屋掃除のおばさん)に対して、外出時に枕の下へ入れておく。部屋を汚した時は多めに。テレビの上やテーブル上の現金は、すべてチップと解釈され持っていかれます。ウッカリたくさん置き忘れると、「さすが日本人!」と感激されて彼女のポケットへ。ご注意あれ。
ルーム
サービス
2ドル〜15ドル
ドライヤーやお湯を持ってきてもらった、などちょっとした用事のときは数ドルでじゅうぶん。 外へ出て買い物してきてもらった場合や、フルコースのような料理を持ってきてもらった場合など、手数をかけたときは多めに。
ホテル
チェックアウト
荷物1個あたり1ドル
部屋から玄関まで荷物を運んでもらったベルボーイに渡す。ホテルの宿泊代金等の精算にあたっては、あらためてチップは不要。
   


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