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 2008/5/4
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 飛行機を上手に乗りこなそう

ハワイに行かれる方は、ほとんどが何らかのパッケージツアーを利用されることと思います。利用する航空会社は、日本航空(JL)、全日空(NH)がもっとも多いのではないでしょうか。スチュワーデスさん(以下、「CA(Cabin Attendant)」)も日本語が通じますし、いろんなところで日本語表示がしてあるから、ラクです。

ハワイ路線の飛行機の中は、団体旅行のバスと同じ雰囲気になります。ビジネスでしか飛行機に乗ったことのない方は、ちょっと驚くかもしれません。
ま、「たいへんにぎやか」ってことです。

 

 機内のトイレ事情

トイレは新幹線のそれよりも狭く、一畳あるかないかのスペースで、もちろん洋式です。室内で身をよじった瞬間に、わき腹のスジがひきつってしまわないよう、ゆっくり動きましょう(笑)。軽装であることも大事かも。

機種や機内の位置によってもトイレの広さは違います。機体最後尾のトイレは若干ですが広い場合もあります。

ドアを開けてトイレに入り、カギをかければ、自動的に照明が明るくなります。 カギが電灯のスイッチになっているわけです。

なぜかカギをかけ忘れてしまう方がいるようです。お互いのため?カギはキチンとかけましょう。

それにしても感心するのはその機能的な設計です。
ペーパータオル、ティッシュ、液体石鹸、紙コップ、便座シート、生理用品などが狭いスペースにキチンと整理収納され、何ら不自由を感じません。

ところで洗面ボウルは、そのままだと水が溜まっていき、レバーを押すことで、はじめて流れていくタイプのものがあります。
ウッカリ汚い水を残したままトイレを出ないよう注意しましょう。

ここで英語の勉強をひとつ。
「FLUSH」は、水を流して洗うという意味です。使用後は FLUSH ボタンやレバーを使いましょう(筆者は "FLASH" で撮影をしましたが...)。

余談ですが、ボーイング社に納入されているこのトイレは、日本製なのだそうです。

飛行中にトイレが利用できるのは、飛行姿勢が安定しているときだけなのですが、わりと混み合います。日本を離陸後、客室の照明が暗くなるまで、ワイワイと飲んだり食べたりトイレへ行ったり、という機内の様子はハワイ航路のいつもの風景といえます。

トイレには機内食や茶菓サービスのあとは、だいたい順番を待つ行列ができます。順番を待っているうちに、シートベルト着用サインが灯き、あわれ、ガマンしたまま着席なんてことになったら悲惨です!

  • トイレは機内食サービスの直前に行っておく
  • タダだからといってやたらと飲食をしない
    コレけっこう大事。
  • 通路に「サービス・カート」が出ているときに席を立つのは、
    マナー違反。緊急時(漏れそう!?)以外は遠慮しましょう。

通路側でない座席の場合は、隣席の人に協力してもらわないと通路へ出られません。旅客機のシートピッチは、新幹線などのそれよりずっと狭いのです。

ところで、CA がちょくちょくトイレに入っているのを見かけます。
これは用品の補充や清掃はもちろん、何より大切な目的として、危険物などの不審なものが置かれていないかをチェックするためです。

 

 機内で便利な小物

飛行機の中で便利な小物としては、耳栓、スリッパ、空気まくらなどではないでしょうか。

個人差もありますが、飛行機の中はジェットエンジンの音でかなりうるさいものです。耳栓は騒音をカットし、人の声などだけを通すようになっています。
携帯スリッパがあれば、靴を脱いでリラックスできます(スリッパで機内を歩くのはよいマナーとはいえません)。
空気まくらは首を固定するもので、機内泊ではとくに役に立ちます。

通常、日本からハワイへは、夕刻〜夜出発の朝到着です。
窮屈な飛行機の中で、どれくらいリラックスできるかが、旅の善し悪しに大きく影響することを肝に銘じておきましょう。
ハワイへは、機中泊があることを忘れてはいけません。

これらの便利小物は、トラベルショップに豊富にそろっていますし、空港でも手に入れることができます。

 

 他人の生命をも危険にさらす、機内喫煙

最後に、愛煙家の方にはキビシイお話です。

そもそも旅客機の中というのは、たいへん乾燥しており、火気については特別厳しくなっています。

世界中のエアラインでは、禁煙が当たり前となっており、数年前まで一部喫煙可能にしていた日本の航空会社は、世界中から白い目で見られていました。

機内で喫煙することは、最悪の場合空中爆発をも引き起こしかねない、たいへん危険で非常識な行動です。厳に慎みましょう。
日本航空の国際線であれば、禁煙パイポを準備しています。もちろん自分で禁煙パイポを持ち込むことはなんら問題ありません。

キャビンでもトイレ内でも、煙感知機(Smoke Detector)が働いており、煙を感知すると、ただちに乗務員に知らせるようになっています。この場合、乗務員から厳しく注意されるだけでなく、周囲の冷たい視線を浴びます。

 

 法律と約款で二重に関係してくる、機内のルール

「国際運送約款」、そして2004年1月15日から施行された「改正航空法」によって、機内のルールが決められています。
まずはじめに国際運送約款から。


乗務員が注意しても、喫煙をやめないなどの悪質な乗客に対し航空会社は、搭乗拒否、強制的に降機させる、場合によっては制止するために粘着テープ(や手錠)で拘束することも できます。
日本航空、全日空ともに、2000年4月から国際運送約款を全面改定しています。

国際運送約款第9条「運送の拒否および制限」
 1、喫煙
 2、電子機器の使用
 3、他の乗客に不快感、迷惑を及ぼす
 4、航空機などに危害を及ぼす
 5、乗務員への業務妨害等
の5項目について、会社が判断した場合は搭乗拒否か機からおろすことができる

というわけです。
国際運送約款は法律ではなく、航空会社と搭乗客との間の契約です。航空券を購入し、飛行機に乗るということは、この約款に双方が従うと承認していることになるわけです。


上記の約款は、搭乗客と航空会社の「契約」ということ でしたが、2004年1月15日から施行された「改正航空法」では、法律として機内の禁止行為が明確化され、罰金も科されることになりました。

注意されても禁止行為をやめない場合、機長が禁止命令書を出します。それでも従わない場合は、降機地でそのまま警察に引き渡されます。罰金は50万円以下となっています。

また、機長がやむをえないと判断する事態に至った場合、飛行機は出発地に引き返すこともありえます。この場合、どんな恐ろしい結果をまねくかはご想像ください。

・ 具体的な禁止行為(PDF ファイル)
・ 国土交通省
・ 機内でメールの迷惑男、注意されて逆ギレ!出発1時間遅れる


改正航空法の適用範囲は、日本国籍の旅客機の全区間および、日本の領空内に存在する旅客機です。機内迷惑行為が著しい場合、改正航空法によって刑事責任が、国際運送約款によって民事責任(航空会社への損害賠償など)が、問われること になると考えられます。


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