NTT DoCoMo は、2004年12月25日に発売した、NEC
社製 N900iG を皮切りに、2008年3月現在で合計14種類の通話端末と1種類のデータ通信カード( 3G+GSM 規格を発売しています。
なお N900iG は、レンタル用としては存在していますが、販売はしていないようです。
これら以外の機種では基本的には、「いつものケータイ」をハワイへ持参して通話・通信することはできません。FOMA シリーズのうち、W-CDMA
方式のみに対応し、GSM 方式に対応していない端末では、ハワイでは使えない、と言いきってよいでしょう(詳細後述)。
このような機種を持っている人の場合、ハワイの電波規格にあったケータイ
電話機をレンタルするという格好になります。
日本国内で FOMA 端末を利用しているのであれば、FOMA
カードを抜き取り、レンタルした N900iG に 挿すだけでハワイでの利用が可能。契約者情報やアドレス帳の情報も使える(FOMA
カードに記録している情報のみ)。カードの抜き差し時は誤消去などを防ぐため、取扱説明書をよく読 もう。

W-CDMA/GSMトライバンド/GPRS 対応 |
それでは、レンタルする場合に使用することになる「N900iG」についてザッと触れておきましょう。特徴としては、
海外で
- i モードサイトが閲覧できる
- i モードメールが利用できる
- 対応地域内の対応機種との間で
テレビ電話が可能
- 対応地域内の対応機種との間で
SMS が可能
というところです。当然、通話は可能ですし、いつもの番号で着信が可能です。
左写真をクリックすると、NEC の製品サイトを表示します。 |
「i モード」とは、要するにドコモが提供しているインターネット接続サービスのことであり、SoftBank Mobile の「Yahoo!ケータイ」
や、au の「EZWeb」 とおなじことです。
i モードサイトのうち海外用に特別に作成されたサイト(日本語)を i
メニューから選択し、現地情報を仕入れることが可能です。もちろん、ふだん日本で見ている i
モードサイトも閲覧可能です(ただしコンテンツ提供者の意向で海外からは参照できないサイトもあります)。
「i モードメール」もインターネットメールとほぼ同義ですが、いつものメールアドレス「xxxxx@docomo.ne.jp」で送受信することが可能です。
SMS は、メールアドレスではなく電話番号へ宛てて送信する短いメールです。日本にある FOMA 端末や、SMS
が可能な他国の端末と送受信が可能です。
さて、上記に含まれない第2世代の「mova」や、第3世代の「FOMA」でも国際ローミングを想定していない機種の場合はどうなるでしょうか。mova
の場合、電波の規格が日本独自方式であるため話としては簡単です。ハワイで使えるケータイをレンタルするだけです。FOMA
の場合は電話機の中の UIM カード* を現地用ケータイに挿し込んで使う、という
かたちをとります。

UIM カードには、通信キャリア(この場合はドコモ)と利用者との契約情報、一定数の電話帳データなどが入っており、このカードを他のケータイに差し込むことにより、別のケータイを自分のケータイとして利用できるようになります。
★
ご利用の流れ (NTT ドコモ)
★
ドコモの携帯を使っていない方 (ドコモ・センツウ)
| * |
UIM カード( User Identify Module カード)
または、
U-SIM カード(User/Universal Subscriber Identify Module)
携帯電話会社と加入者の、契約情報(電話番号など)が記憶された、切手大より小さい IC カード。携帯電話機に挿し込んで利用する。もともと第2世代の GSM
方式で行われていたしくみ。GSM では SIM カードと呼ばれているが、第3世代では、この SIM を機能拡張した UIM カードが使われる。SIM
とちがい、アドレス帳データやクレジット決済情報を記録しておくことができ、さらにデータは暗号化して保存できる。
つまり、単なるフラッシュメモリではなく、CPU、メモリ、OS が内蔵されている。
このような方式は、回線契約と電話機購入が必ずしも一体でないことを意味する(日本では一体となった販売しか行われていない)。
この方式であれば、たとえばカード(回線契約情報)を挿し替えて自由に多くのメーカの端末を選択できる。また逆に、自国内用と渡航先用の複数のカード
(回線契約情報)を挿し替えて渡航すれば、他の国へ行ってもいつもの使い慣れた電話機を利用でき、海外ローミングの割高な通話料を支払わずに済むことも考えられる。
NTTドコモでは「FOMAカード」と呼び、SoftBank Mobile では「USIMカード」と呼んでいる。au
でも少し遅れはしたが、このカードシステムを使ったものが現れてきている。
なお、特定の携帯電話会社の電話機にしか利用できないようにしたシステムもある。そのかわり電話機と SIM のセット価格で安い。これを SIM ロックという。たとえば
SoftBank Mobile の U-SIM カードは、SoftBank Mobile でしか利用できない。 |