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 2008/5/4
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 「アシ」 と 「マクラ」

旅の基本は「アゴ・アシ・マクラ」。
すなわち、食事・移動手段・宿を考えておくことが大切です。

この大切な基本パーツ選びを人まかせにしない、人から提示されたものだけで満足しないということが、個人旅行の第一歩です。
しかし、旅行会社を利用しないということではありません。
旅行会社も、自分の旅の一部分を作るのに有用であれば、賢く利用します。

 

 航空券を手配する (1)格安航空券と正規割引航空券

なにはともあれ、飛行機のキップを手配しましょう。航空券、またはエアチケットともいいます。
航空券は、航空会社、旅行会社のどちらかで購入します。直接、旅行会社や航空会社のチケットオフィス、空港に出向いて買うことはもちろん、インターネットでも購入できます。

さて、ごく「普通」に日本とハワイの往復航空券を買うとしましょう。
エコノミークラスのお値段は約26〜27万円です。
驚かれたでしょうか。これは「普通運賃(ノーマルチケット)」といって、払い戻し条件などの制限事項がかなりゆるい(ほとんどない)航空券の場合です。たとえば突然思い立って空港へ行き「ホノルル往復、大人2名」なんていう買い方も OK ですし、航空会社も選べます。航空券は旅行開始から1年間有効で、気分次第で旅程変更しても手数料がかからなかったりします。

しかしまぁ、そんな方はほとんどいないでしょう。そこで登場するのが「格安航空券」や、「個人向けエコノミークラス正規割引航空券(以下、正規割引航空券)」です。


ほとんどの方が往復航空券を購入されると思いますが、その価格は日本を出発する日によって違ってきます 。しかし帰国日が前後しても価格は変わりません。
ただし、「正規割引航空券」のなかには、現地出発日を平日に特定するなどで、さらに安くできる場合もあります。

 

 航空券を手配する (2)格安航空券

格安航空券を正しく理解するためには、航空業界と旅行 会社、旅行業者のしくみをザッと知っておく必要があります。

飛行機を運航する航空会社としては、なるべく満席近くにして飛ばすことが目標です。また、前もってどのくらいのお客さんが乗ってくれるかがわかれば、運航計画や人繰りもやりやすくなります。
そこで、早い時期に航空券を買ってくれるお客さんには優遇することになります。特に、前もって大量購入してくれる大手旅行会社に対しては、IT ( = Inclusive Tour) 運賃と呼ばれる、かなり低い価格で販売します。

IT 運賃は包括運賃とも呼ばれ、パッケージツアーの部品として使われることを前提として安くなっているものです。大手旅行会社は 、ハワイのホテルや現地のツアー会社から、やはり大量・安価に仕入れている部屋、現地ツアーを組み合わせ、タイトルをつけ、パンフレットを印刷し、「○○ツアー」 として売り出しているわけです。


しかし、大手旅行会社が仕入れた航空券も、すべてパッケージツアーの部品として売り切ってしまえるわけではありません。
それではどうするか。その航空券だけでバラ売りするのです。
これがいわゆる「格安航空券(ディスカウントチケット)」と呼ばれるものです。有効期日が近づけば、生鮮食品さながらに「叩き売り状態」になっていきます。

また、安く大量に仕入れた航空券を、中小旅行会社、旅行業者に「卸売り」するホールセールスという業態もあります。最近はホールセラーといいつつも小売、つまり直接個人に販売する業者もあるようです。


たまに、どう考えても安すぎる航空券に出くわすことがあります。
インターネットでごく短期間だけ表示されていたり、「現実の店舗」をもっていなかったり、旅行業の登録番号や旅行業取扱主任者の表示がない場合は要注意です 。
もちろん有名な旅行会社でもまれに、「ホノルル往復39,800円」なども出る場合がありますが、その5日後に出発・4泊6日のみ・航空会社未定・払い戻し不可 ・リクエスト不可・売切れ御免など、さまざまな条件がついています。

 

 航空券を手配する (3)正規割引航空券

格安航空券と似て非なるものに、「正規割引航空券」があります。
これは、航空会社が一般個人向けに販売するもので、たいていの場合、座席も事前に決められます。

先述の格安航空券はその昔、かなりの旅のツウか、いろんな本で研究した人の、いわばウラ技的購入方法でした。
ところがこの正規割引航空券が出てきたことによって「ウラ技」はほとんど意味がなくなり、一般の人でもじゅうぶん安い航空券を購入することができるようになりました。

正規割引航空券は通常、格安航空券より少々高いのですが、航空会社から直接購入するものなので、航空会社としては顔の見えるお客様ということになり、対応が少し違ってきます。その代表例が事前座席指定制度やマイル加算です。

制限事項としては、搭乗日の一定日数以上前に予約し、予約した日から一定日数(時間)以内に購入すること、とされています。加えて、払い戻しや旅程変更などの手数料はかなり高く設定されています。 右は払い戻しのときの書類ですが、このときは米同時多発テロ直後で、特別に払い戻し手数料が免除されています。

正規割引航空券は、格安航空券のように、中小の旅行会社や旅行業者、バイヤーを「渡り歩いた」航空券ではないので、たとえば頼んだところとは違う旅行会社の名前が印刷されていたり、ひどい場合は別人の名前のチケットを渡されたりというようなことがありません。

 

 航空券を手配する (4)実際の購入

今の時代、航空券の個人購入は難しいことではない、ということはおわかりいただけたと思います。それでは実際に購入する手順を見ていきましょう。


[ 情報収集 ]
海外旅行雑誌、旅行会社や旅行業者の店頭表示、新聞や雑誌の広告、インターネットから、自分にあった航空券を探します。

格安航空券は価格が変動しやすいので、こまめに店頭やウェブサイトをチェックしましょう。旅行会社のメールマガジンに登録しておけば、「叩き売り情報」が配信されることもあります。
正規割引航空券は、各航空会社で呼び名があります。
悟空(日本航空)」、「GET(全日空)」、「遊ランド(チャイナエアライン)」 、「UNITED GO FARES(ユナイテッド)」、「ワールドバリュー(ノースウェスト)」などです。

品定めのポイントは、価格、利用航空会社の好み、発着時刻、払い戻しや旅程変更時などの制限事項、マイル加算率などでしょう。
格安航空券よりも正規割引航空券のほうが安くなる逆転現象も季節やタイミングによって起こります。


[ 購入 ]
店頭(旅行会社・航空会社窓口・空港)またはインターネットで購入します。人気があるのは H.I.S.マップインターナショナルのような旅行 会社です。これらの会社はもともと、誰でも安く海外旅行に行けるようにという動機から設立しており、スタッフも海外個人旅行好きが多く、個人旅行者にとっては強い味方になるでしょう。

もちろん旅行会社のウェブサイトや、航空会社のウェブサイトでも購入することができます。格安航空券検索サイトも活用します。
手順は一般のネットショッピングと同じですが、注意事項はよく確認しておきましょう。表示価格と別に空港税などが必要な場合もありますし、航空券の受け取り方法も自宅へ郵送、当日空港で受け取り、チケットレスなどがあります。郵送代金を請求される場合もあります。

なお、航空会社では「格安航空券」は扱いません。また「正規割引航空券」は、航空会社から買っても旅行会社で買っても価格は同じです。
自社で発券できない小規模な旅行会社で航空券を購入し、その後キャンセルすると、購入した旅行会社と発券を行った旅行会社の両方に対してキャンセル料が発生することがあります。

 

 航空券を手配する (5)購入テクニック と予備知識

航空券の購入にあたって、ちょっとした知識があると都合がいい事があります。少しご紹介しておきましょう。


[ 季節を選ぶ ]
もし可能であれば、混雑期を外してハワイへ行きましょう。
年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み、ホノルルマラソン数日前など、旅行業界の小売価格は、需要によってあからさまに乱高下します。 夏休みに15万円する正規割引航空券も、4月初旬だと5万円です。


[ 運賃決定前の予約(正規割引航空券)]
正規割引航空券は人気があるため、予約が早いうちから入り始めます。予約でいっぱいになる前にすばやく予約しましょう。
人によってはオフシーズンを選んで5万円ほどでハワイを往復することも可能なわけですが、やはりそこを虎視眈々?と狙っている人も少なくありません。

ANA 国際線インターネット予約は、搭乗日の355日前から前日17:00まで受付可能です。正規割引航空券「GET運賃」の場合は、運賃発表後に購入できますが、予約は搭乗日の355日前から可能です。
JAL 国際線インターネット予約は、搭乗日の8ヶ月(240日)前から出発前日まで受付可能です。ただし正規割引航空券「悟空運賃」については運賃発表されているものに限ります。
電話予約は出発の330日前の日本時間午前10:00から受付開始です。海外出発便は前日以前に受付を締め切ることがあります。


[ 航空券は当日空港渡し(格安航空券) ]
格安航空券では、買ったその場で航空券を手にできないことがよくあります。とくに困ることはないのですが、航空券を見ながら期待を膨らませて出発日を待つ、といったことはできないことになります。
航空券の代わりに渡されるのは、予約確認書(バウチャーとも)です。出発当日はこれを空港へ持参して、指定のカウンタで「搭乗券」と交換します。 もし航空券を受け取っている場合は、航空会社のチェックインカウンターへ。


[ 60日FIX / OPEN / FIX-OPEN (格安航空券) ]
格安航空券を購入するときに、「60日 FIX」といった表示を目にします。FIX は固定すると言う意味ですが、利用する全便の予約を確定し、旅行開始後は予定を変更できないという意味です。
「60日FIX」は、日本出発日から60日以内に帰国日を設定しなければなりません。たいていの場合この FIX チケットを購入することになるでしょう。

OPEN チケットは、FIX チケットより高くなりますが、帰りの便を確定しておく必要はありません。「60日OPEN」なら、日本出発日から60日以内の帰国便に変更が可能です。
FIX-OPEN は、利用する全便の予約を確定しておきますが、旅行開始後現地で帰国日を変更できるものです。変更手数料が必要な場合もあります。なお、OPEN、FIX-OPEN は、変更回数に制限がある場合があります。よく確認しておきましょう。


[ 制限事項 ]
格安航空券にしろ、正規割引航空券にしろ、安いにはそれなりの理由があります。それがキャンセル規定などの制限事項です。
ただ、たいていの人の場合、この制限事項は気にならないはずです。しかしきちんと確認はしておきましょう。イザというとき痛い目にあっても文句は言えません。


[ インターネット活用 ]
個人手配の旅行にインターネットを活用することは、もはや常識といっていいかもしれません。多くの航空券を自宅にいながらにして比較検討でき、気に入ればスグにおさえてしまうことが可能です。
また、インターネット予約でしか受けられないサービスや特典がある場合もあります。


[ e チケット ]
紙の航空券を発行しないシステムです。
そのかわり「予約明細書のようなもの」が郵送されてきたりします。この「予約明細書のようなもの」は、ワルソー条約でいう航空券の一部とみなされます。

時代の流れとして、eチケットが可能な路線で、紙のチケット発行を希望すると、別途手数料が追加されるようになります。たとえばノースウェスト航空では、2005年1月1日から3千円の手数料がかかってしまいます。

それでは次に、宿を決めましょう。ここをクリックしてください

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