公共性の高い路線バス The Bus
は、毎日、朝から晩まで多くの乗客を乗せて、発進・停止・旋回を繰り返しながら、結果としてかなりの距離を走行しています。つまり、一般の自家用車などと比べると、その酷使のされ方は格段のものがあるといえます。バスの車体も年々老朽化しますし、新しい時代の要請に応じたしくみや車内環境を整えていく必要もでてきます。
このページでは、2006年夏から導入が始まった、新型バス「900シリーズ」の紹介と、オアフ全島の運行中のバスを見守り、的確な指示を与える管制センターの様子をレポートします。
これらの写真はバス会社の許可を得て、関係者立会いの下で撮影しています。
900シリーズの外観的な特徴は、なんといってもその未来的なフロントデザインです。ヘッドライトが埋め込まれているパネルは、まるで
刀剣をモチーフにしたような感じがします。
オアフ島の路線バスを運行している Oahu Transit Services Inc. では、これまで
Gillig Corporation からバスを購入していましたが、この900シリーズは
NEW FLYER 社のもので、ディーゼルと電気の二つのエネルギーを動力として使うハイブリッド・バス
、DE40LF
型です。
価格は1台約60万ドルとのこと。
ざっと7千万円ちかくということになります。これが40台導入されているそうです。値段だけ聞くと、ベンツにぶつけてしまうより、遥かに怖いかもしれません。このバスがこれほど高価格なのにはわけがあります
(参考)。
もともと路線バスや観光バスは、基本的な車体設計のうえに、各バス会社が要求する仕様や、特別装備や、塗装といったものが加えられる受注生産方式であるうえに、一般の乗用車ほど大量に生産するわけではない、特殊車両であるという事情があります。
バスは車両が特殊であるわけですが、ベンツの場合は乗っている人のほうが特殊であるといえるのかも!?。
しかしまぁ、ベンツにぶつけるのと路線バスにぶつけるのとではずいぶん条件が違いますな。だいたいバスがへこむ前に自分の乗用車が壊れてしまうでしょうし、公共性の高い会社の何台もあるバスのうちの1台と、特殊な世界の人が保有するベンツとでは「事故処理の段取り」がずいぶんと違ってくることでせう。