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 2008/5/4
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 新型バスその1 ― 低床バス ―

レインボーカラーに塗色されたバスといっても、これまでは単に塗装デザインが変わったというだけで、車体や内部システムまで新しくなったわけではありませんでした。しかし2004年に入って、GPS 装置を搭載し、IC カードによる運賃収受も視野に入れた、低床バスが運行を始めています。

低床バスは日本でもかなり以前から導入されていますが、オアフ島の市バスはつい最近まで、ステップを3段上がって乗車するものが少なくありませんでした。
これほど低床バスの導入が遅かったのは、従来のバスには必ず自動昇降リフトが完備されていたためで、それほど低床バスの必要性が無かったからだといえます。

床が低くなるとどうしても、タイヤハウスが「ぼっこり」と車内に張り出してしまったり、車内後部の通路に段差やスロープができてしまうことは日本と同様です。シートはこれまでのこげ茶色から、臙脂(えんじ)系の模様入りになりました。

 


運転装置や料金収受システムは、これまでとほとんど変わりはありませんが、 非接触 IC カードによる運賃支払いにも対応できる準備がされています。
また、運転席の後ろ側にある黒い大きなボックスには GPS 装置が入っており、管制センターでバスの状況をリアルタイムに把握することによって、効率的で快適なサービスを目指しています。

この IC カードシステムは試験導入の結果が思わしくなく、運用を中止しました。


 

 

Pictures by Courtesy of Oahu Transit Services Inc.

 

 新型バスその2 ― コミュニティ・バス ―

「コミュニティ・バス」とは、大型バスが走行するのに困難な住宅街の狭い道路や、人口の少ない地域を運行して、バス利用が不便だった地域にもサービスを広げる、小型のバスです。オアフ島でも以前からコミュニティバスは導入されていましたが、最近新デザインのコミュニティ ・バスが導入されました。

この新型コミュニティバスは、オアフ島に数か所あるトランジットセンター(幹線と地域路線の乗り換えターミナル)から先の、地域路線で活躍しています。また、2004年9月で廃止された「カイムキ・トロリー」に変わって、このコミュニティバスがほぼ同じ路線を Route 303 として運行していましたが、コスト的に見合わなかったため、2005年6月12日を最後に運行が中止されました。

車内も運転席もこぢんまりとしていて、地域のバスといった雰囲気があります。運転席は大型バスに比べると乗用車チックな雰囲気になっています。

自転車を搭載するバイクラックもちゃんと装備されていますから、レンタサイクルとの組み合わせで、かなりディープなオアフ島の旅ができそうです。


この写真は 、往年のコミュニティバス。ミドル通りにある車両基地の奥、片すみに「ちょこなん」ととまっていました。

 ルートナンバーとキーナンバー

バスを利用してどこかへ出かけようとする場合、ガイドブックなどでは「ルートナンバー」を目印にするよう書かれています。
日本でも「東53」などというように運行路線をあらわす系統番号があります。

この、ルートナンバーだけでも大きな問題は無いのですが、じつはこのルートナンバーの下に、「キーナンバー」というものがあります。これは、同じルートナンバーのバスであっても、朝夕の時間帯や休日に少しだけ経由ポイントが変わったり、終点が変更される場合があるため、その区別をするためにあるものです。バスの前部、フロントシールドの下あたりにキーナンバーが表示されています。

キーナンバーの例
Key Number Route Number Destination
801 ALA MOANA CTR
802 CONVENTION CENTER
803 WAIKIKI BEACH & HOTELS
901 ALAPAI TRANSIT CTR
902 CONVENTION CENTER
903 DOWNTOWN AALA PARK
904 KALIHI TRANSIT CTR
905 PALOLO VALLEY VIA KAPIOLANI
906 SHUTTLE PALOLO VALLEY

 

 5万ポンドリフトでコネクティングバスもラクラク整備 

ワイキキホテル街からはだいぶ離れたパールシティに、新しい車両基地があります。ここには列車のように2両連結されたコネクティングバスも、ラクラクと持ち上げられる5万ポンドリフトがあり、車両の点検整備を行っています。

リフト式ではなく、地面に穴を掘って人間が入り、バスの下側にアクセスする施設もあります。コンクリートがまだ白いところが、この整備工場の新しさを物語っています。

 

 


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