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 2008/5/4
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 ハワイで無線 LAN

ここ1〜2年、ハワイでの無線 LAN アクセスについてのご質問が急速に増えてきました。無線 LAN は、PC からインターネットなどにアクセスする際、ケーブルを挿す必要がないというものです。つまりノート PC なら、電源ケーブル以外にケーブル類が何も繋がっていない状態でインターネット接続ができるわけです。
もちろん、PC をバッテリ駆動していれば、まったくのケーブル・レスということになります。

ところで、ハワイでインターネットアクセスするには、お店やホテル、ビジネスセンターなど、そこに設置されている PC を利用する方法のほかに、自分のノート PC を持参するという方法があります。

この場合、どのようにして自分の PC をインターネットに接続するかが問題になります。ホテルやお店によっては、LAN ケーブルを利用した有線 LAN 接続が可能なところもあります*
しかし、ワイキキ地区の有名ホテルや、隣島の有名ホテルなどでは、たいていこの無線 LAN によるインターネットアクセス環境が整備されています。


*LAN ケーブルを利用した有線 LAN 接続が可能なところ
西武系のハワイ・プリンスホテルの客室の一部や、コンチネンタル・サーフ・ホテルの1階ロビー、DFS ギャラリア4階の「アロハ・セブン」など。詳しくはここをクリック!

 

 無線 LAN 利用の準備

無線 LAN はほとんどの場合、「アクセスポイント」と呼ばれる親機と、PC 側についている子機間での通信を意味します。アクセスポイントは壁の高いところや天井に取り付けられていたり、腰高の台に置かれたりします。PC 側の子機は「無線 LAN アダプタ」と呼ばれ、最近の機種では内蔵されているものが多いですし、そうでなくとも後付けできる製品も多く出回っています。

無線 LAN といっても、電波の種類が3つあります。ここでは簡単に「a タイプ」、「b タイプ」、「g タイプ」としましょう*。これが違うと通信できなかったり、最高のパフォーマンスを発揮できないということになります。 これから購入するというのであれば、「b/g 両用タイプ」を選びましょう。そうすれば g タイプはもちろんのこと、b タイプの親機とも通信できます (a/b/g 全対応の製品もあります)。

なお、無線 LAN アダプタが内蔵タイプであれ後付けタイプであれ、電波を発する機器である以上は航空機内等で使用制限があります。そのため最近は、ソフトウェア上や PC についているスイッチなどで停波できるものが増えています。


*a タイプ、b タイプ、g タイプ
正しい規格名は「IEEE 802.11a」、「IEEE 802.11b」、「IEEE 802.11g」です。
「a タイプ」はあまり普及していませんし、おすすめはしません。また最近、日本の電波法が変わったことにより、店頭の同じ「a タイプ」の商品でも、若干ちがいのあるものが出回っている ということもあります。「a タイプ」も決して悪いわけではないのですが、初心者や一般の方にはあまりおすすめできません。お店の人とよく相談し、メリット、デメリットを理解して購入しましょう。

 

 無線 LAN の電波をキャッチする

無線 LAN の電波は、どこまでも伝わるわけではありません。屋内で 50m 程度までです。つまり、無線 LAN の恩恵にあずかることができるのは、比較的狭い範囲に限られます。そのため「無線 LAN スポット」とか、「ホット・スポット」などと呼ばれるわけです。

Windows XP なら、PC を起動すれば自動的に電波をキャッチし、流れている電波を表示してくれます(標準設定の場合)。しかし、電波が流れているかどうかを確かめるのにいちいち PC を起動するのは面倒ですし、バッテリの消耗が心配です。

そこで便利なのが無線 LAN 電波探知グッズ。
ここでは各種の製品を紹介します。


電波男(プラネックス・コミュニケーションズ)
一見 USB メモリのようだが、なかなかのスグレもの。
ESS-ID、電波強度、セキュリティの種類、本体バッテリ残量等が液晶画面に表示される。PC の USB ポートに挿すことで充電が可能。さらにこの製品は、IEEE 802.11b/g の無線 LAN アダプタにもなる。設定は付属のユーティリティ・ソフトを利用する。ノート PC に無線 LAN アダプタがついていない人にはうれしい一品だ。2006年5月下旬秋葉原ラオックス・ザ・コンピュータ館で8,480円。
http://www.planex.co.jp/product/bwave/gw-us54gd.shtml

■ 無線 LAN 探知機 LD-WIFIDSC/BG(ELECOM)
見た目は上記「電波男」とそっくり。液晶画面内のレイアウトとデザインがちょっと違うぐらい。こちらも「電波男」と同じようなものだが、無線 LAN アダプタの機能はない。周囲 100m の無線 LAN 電波を探知すると表示されている。2006年5月下旬秋葉原ラオックス・ザ・コンピュータ館で9,800円。
http://www2.elecom.co.jp/network/wireless-lan/detector/ld-wifidscbg/index.asp

Wi-Fi Finder (Kensington)
上写真左側。IEEE 802.11b/g の電波を感知し、その強度を3個の LED で表示する。
http://www.nanayojapan.co.jp/products/acc/33063.html

Wi-Fi Finder Plus (Kensington)
Wi-Fi Finder の改良版。Bluetooth も検出し、LED も多段階表示。

Wi-Fi スキャナー(TARGUS)
上写真の右側。液晶画面に ESS-ID、電波強度、セキュリティの種類などを流れる字幕のように表示する。
http://www.targus.com/jp/product_details.asp?sku=ACW20US

じつはこの製品は台湾メーカーのものだが、複数のブランドで日本の小売店に出回っている。台湾メーカおよびその日本法人の両方のウェブサイトにアクセスしてみたところ、2006年5月28日現在で、スパイウェアに感染しかかった。上記リンクの TARGUS は問題ないので、そちらを見てほしい(感染しそうになったスパイウェアの説明:トレンドマイクロ社)。

 

 

 旅先で情報漏えい、帰国後「懲戒解雇」!?

そもそも、必要もないデータを持ち歩くことからして間違いですし、電話で済むようなことをわざわざ電子メールで送信することにも疑問の余地があるのですが、どうしても必要最低限の「仕事」、「情報」を持って行かざるを得ない場合もあるでしょう。

また仕事ではないにしても、無線 LAN は「電波」という、そこらじゅうに広がってしまうものを使う以上、メールやウェブ画面はおろか、ユーザ名やパスワードも周りに公開しているようなものである、ということは理解しておきましょう。

そこで問題になるのが、利用する無線 LAN スポットのセキュリティレベル(暗号化技術)です。
ハッキリ申し上げて、ワイキキ周辺は無線 LAN の「ただ乗り」がしやすい環境であるといえます。
ただ、それらはセキュリティ意識のない設置者による電波が流れているだけのことであって、「ただ乗り」するということは、ほぼイコール、セキュリティのない状態で通信内容を公開していることになります。場合によっては、わざと盗聴のために設置されている無線 LAN スポットすら存在すると考えられます(ハニー・ポットともいいます)。

したがって状況によっては、ウキウキ気分で日本に帰国したら懲戒解雇を言い渡される、なんてこともじゅうぶん起こりうる話なのです。もしあなたが、大企業やそのグループ企業にお勤めの方で、たくさんの個人情報を漏らせば、解雇だけでなく数億円の損害賠償訴訟を勤務先・ 関係先から起こされることもありえます。


技術的なことについてはここでは省きますが、

  1. 無線 LAN のただ乗りは絶対にしない
  2. ホテル等が公式に認めている無線 LAN サービスを利用する
  3. パソコンそのものの盗難はめずらしくない

ということを心得ておきましょう。
たとえば高級ホテルのハレクラニでは、ホテル側が用意している無線 LAN アダプタでのみ利用できるようになっています。持参している人や PC 内蔵タイプのものを利用する場合は、MAC アドレスという、そのアダプタ固有の製造番号のようなものを届け出て、ホテル側に登録してもらわねばなりません。

よくあるパターンは、ホテルがワイヤレス・アクセス・プロバイダと契約しており、いっさいその業者に丸投げしているものです。 指定されたアドレスにアクセス、または単にいつものスタートページを表示しようとすると、強制的に無線 LAN サービス申込の画面に遷移する仕掛けになっているものが多いようです。

無線 LAN サービス申込の画面は当然、https で始まる暗号化送信ページになっており、ここでクレジットカード番号を入れて、接続時間を購入する仕掛けになっています。
申し込みをすればすぐにインターネットアクセスが可能になります。

 


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